天気が悪い日や雨の日に頭痛がしたり、体調が悪くなる方は居ませんか?
近年日本では天気や気圧の変化によって起こる体調不良のことを「気象病」や「天気痛」と呼ぶことが多くなりました。
気象病とは気温や気圧の変化によって自律神経が乱れ、頭痛や吐き気、めまい、うつや気分が下がるなどの様々な症状が出てしまう総称のことを言います。
雨が降る前や、季節の変わり目などの梅雨に多く見られるようで、内耳などが気圧の変化を察知し、その情報の脳へ送り、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、結果的に体調不良に繋がるとも言われています。
そして気象病は正式な病名ではなく、明確な治療法や治療薬もないとされており、多くの方が悩んでいるのです。
国民の約6割が気象病を自覚している
ロート製薬とウェザーニュースが共同で調査した「天気痛調査」の結果を見ると、16482人中9619人の方が天気痛を持っていると回答しており、平均で日本人の約6割の方が気象病の自覚しているということがわかりました。
男女別で見てみると、女性の約8割の方が、男性は約5割の方が自覚ありと回答しており、男性より女性の方が気象病を自覚している方が多いということもわかります。
そして気象病の自覚ありと回答した9619人中4905人もの方が、一番の痛みは頭痛と回答しており、半数以上の方が気象病により頭痛を生じているのです。
また1週間のうち3751人の方が1日のみ、5868人の方が2日以上症状を感じており、発症頻度の平均が1週間のうち2.2日となりました。
それに加え、気象病のせいで仕事や学校を休んでしまうというと回答した方が2116人と、なんと5人に1人もの方が日常生活に支障をきたしているのです。
このように多くの方が、日常的に気象病によって体調不良を訴えており、中には日常生活にも影響があるなど、気象病は決して軽視できるものではないのです。
自律神経を整えたり、耳のマッサージが有効
ではどうしたら気象病の症状を和らげたり、防ぐことが出来るのでしょうか?
生きている限り、天気や気圧の変化を避けることは不可能なので、なにか対策をする必要があります。
気象病は自律神経の乱れによって症状が起きると言われているので、栄養バランスの良い食事を心がけたり、睡眠時間を確保したり、適度な運動をするなどして自律神経を整えると気象病の予防に繋がります。
また前述にもあったように、内耳が気象病に関係があるとも言われているので、耳周りをほぐすマッサージも症状緩和に効果があります。マッサージにより耳周りの血行が良くなり、内耳の状態の改善に繋がって、症状を緩和することが出来ると言われています。
その他にも普段から気象病の症状を記録しておいて、その症状に応じた薬や漢方を飲むなど、自分なりの対策を見つけておくのもとても安心ですよね。
天気予報をチェックして気象病に備える
このように様々な対策がありますが、どれも事前に天気や気圧変動を把握して、症状が酷くなる前に対策すると効果が上がると言われているで、普段から天気予報などをチェックすることを心がけましょう。
実際に「天気痛調査」で気象病の予防策についての調査結果を見てみると、4500人程の方が「天気予報をチェックしている」と回答しており、気象病持ち方の過半数以上の方が天気予報を気にしているということがわかりました。
天気予報である程度の気圧や気温の変化を確認することが出来るので、薬を持ち歩いたり、なるべく短時間の外出に抑えるなど、気象病に備えることが出来ますよね。
またウェザーニュースでは天気痛予報といった、気圧の変化によって気象病の症状の強弱を予測している気象病専用のコンテンツもありとても便利です。
天気予報アプリで気象病を予測しよう
前述にもあったように、気象病に備えるためには天気予報のチェックがとても有効的とされているので、普段から天気予報をチェックして予測することが大切です。
そんな時に役に立つのが「天気予報アプリ」
「Yahoo天気」だと一時間毎の天気や気温、湿度などを確認することができ、天気図から気圧もチェックできるので、低気圧が近いときには気象病の症状が出る可能性が高いなど、ある程度の予測をすることが可能です。
「ウェザーニュース」では天気予報はもちろん、天気痛予報などもチェックできるのでとても便利ですね。
その他にも「頭痛ーる」は気象病対策専用のアプリで、気圧の変動から気象病の予測をしてくれるのでひと目でわかりやすく、アプリユーザーがそれぞれの体調を送信して、みんなの体調具合も参考にすることも出来るのでとても安心です。
このように天気予報アプリで気象病を予測し、備えて、天気が悪い日や梅雨などでもなるべく快適な生活を送れるようにぜひ活用してみてくださいね。
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Yahoo天気 アプリ
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